緊張性頭痛 症例報告
2026/10/11
患者様のお悩み】 30代女性。デスクワーク中心のお仕事。 数か月前から夕方になると頭が締め付けられるような痛みを感じるようになり、特に仕事が忙しい日には症状が強く出るとのことでした。 また、慢性的な首こりや肩こりもあり、長時間パソコン作業を続けると頭痛が出現。 「頭痛薬に頼る回数を減らしたい」というお悩みで来院されました。 【検査・評価】 緊張型頭痛は、首や肩周囲の筋肉の状態だけでなく、ストレスや睡眠、痛みの感じやすさなど、さまざまな要因が関係する頭痛です。 今回の症例では、以下の項目を中心に評価する設定としました。 ・後頭下筋群の筋緊張 ・僧帽筋上部、肩甲挙筋の緊張 ・頚椎の可動域低下 ・胸椎の伸展可動域低下 ・頭部前方偏位 特に着目したのが、頭部の位置と胸郭の動きです。 長時間のデスクワークによって頭部が前方に位置すると、首や肩周囲の筋肉への負担が増える場合があります。 また、胸椎や胸郭の可動性が低下していると、姿勢を変える際に頚部へ負担が集中することも考えられます。 ただし、頭痛の原因は筋肉だけではないため、頭痛の特徴や神経症状なども確認することが重要です。 【施術内容】 首肩周囲の負担を軽減し、頭痛が起こりにくい生活環境を整えることを目的に施術を行う設定としました。 主な施術内容は、 ・後頭下筋群への手技 ・胸椎、胸郭のモビライゼーション ・肩甲骨の可動性改善 ・呼吸を利用した胸郭へのアプローチ また、デスクワーク中の姿勢や休憩の取り方についてもアドバイスを行います。 首だけを施術するのではなく、身体全体の動きや生活習慣にも着目していきます。 【施術後の変化】 ※以下は改善経過です。 施術を重ねるにつれて首肩周囲の緊張が軽減し、夕方に感じていた頭痛の頻度が徐々に減少しました。 また背骨が動いたことで長時間のデスクワークでも首への負担を感じにくくなってきました。 今後も頭痛の頻度や日常生活への影響を確認しながら、症状の改善を目指していきます。

