アキレス腱炎 症例報告
2026/10/12
【患者様のお悩み】 16歳男性。高校1年生。 幼い頃から走ることが大好きで、学校の体育や放課後のランニングなど、日常的に身体を動かす機会が多い方。 数週間前から走った後に右足のアキレス腱周囲に痛みを感じるようになり、最近では走り始めやジャンプ動作でも痛みが出るようになったとのことでした。 「痛みを気にせず思い切り走りたい」というお悩みで来院された設定です。 【検査・評価】 アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ組織で、走る・ジャンプするなどの動作で大きな負荷がかかります。 今回の症例では、以下の項目を中心に評価する設定としました。 ・アキレス腱周囲の圧痛 ・腓腹筋、ヒラメ筋の柔軟性低下 ・足部アーチの状態 ・片脚立位時の安定性 ・走行時の着地動作 特に着目したのが、足関節の可動域と下肢全体の連動性です。 足関節の動きが制限されていたり、股関節や足部の機能が十分に働いていなかったりすると、走行時にアキレス腱へ負担が集中する可能性があります。 また、高校生でも成長期に関連したかかとの痛みがみられる場合があるため、痛みの位置や状態を確認し、他の疾患との鑑別も重要になります。 【施術内容】 今回は、アキレス腱への負担を軽減し、運動への復帰を目指して施術を行う設定としました。 主な施術内容は、 ・腓腹筋、ヒラメ筋の筋緊張の調整 ・足関節の可動域改善 ・走行時の着地動作の確認 さらに、痛みの程度に合わせて運動量を調整し、アキレス腱に無理な負担がかからないよう指導しました。 痛みが落ち着いてきた段階では、ふくらはぎの筋力トレーニングを段階的に取り入れ、走行時の負荷に対応できる身体づくりを目指します。

